練習日記 ― 2006/09/16 23:04
今日は文化センターで練習がありました。
基本功からはじめて、単式、相対練習へとなるのですが、昼間寝過ぎたのが原因か?なぜか腰痛・・・七堂先生が教える内容を見学し、ノンビリしてました。相対練習では受けだけしてました。たまにはこんな日もあるさ!
単式(上歩掌、拳、向錘、斜胯、別子、黒虎提等)
套路は小架一路、二路を練習してました。
今日は九州からHORIさんが参加、練習後おみやげの菓子をいただきました。
練習日記 ― 2006/09/17 20:56
今日は大阪城公園で練習しました。
台風の影響で天気が崩れるかと心配だったのですが、なんとか終了まで大降りに遇わずに済みました。
基本功と補助練習(素振り、体捌き、三歩半等)の後、課題の研究をしてました。2時くらいから、相対練習、その後散手練習を行い終了しました。
霍氏八極拳ってなんだ? ― 2006/09/18 22:53
霍氏八極拳という本が出版されました。
先日、書店で見つけて購入したので感想を書こうと思います。
内容はラタン村に伝わった八極拳の紹介という内容でした。ただ、伝承や門派について疑問点やら不誠実な点がごろごろとあったのでいくつか書いておきます。
まず、『~氏』についてから・・・
霍氏八極拳で調べたところ出るわ出るわ・・・中国のサイトでは霍氏どころか金氏、張氏、その他諸々多いです。まさに一人一流派!
日本では考えられません。そんなことが通れば極端な話、1回習っても流派を立ち上げられてしまいます。もともと、「武術のすべてを教えたら、弟子が師匠を打ち倒して取って代わる危険がある為にすべてを教えない。」といった御国柄ですから、仕方ないといえば、仕方ないことかもしれませんが・・・、日本人的な感覚からすると不誠実というように思います。少なくても~氏八極拳を名乗るなら呉氏開門八極拳との違いをハッキリさせる必要があるのではないでしょうか?
八極拳は孟村呉家の一族を中心に保守的に伝わってきた武術です。
呉氏から套路と断片的な理論の一部が他の地域に伝わり、その地域から広がったと見るべきでしょう。肝心の技術や理論が伝わらなかったため、それを各自が補い工夫していった結果として現在に至るわけです。強くなる為に工夫する。当然の姿勢だと思いますが、~氏八極拳には~の套路がある。~の気功法がある。その程度では一派としての特徴になり得ないのはないでしょうか?そんなモノは個人の工夫の範疇です。~伝八極拳なら納得も出来ますが~氏となると納得できる内容にありません。
仮に~氏八極拳を名乗るのであれば、呉氏の理論とは異なる独自の理論と技術体系を展開できない限り説得力がありません。
霍氏八極拳について
まず、何をもって霍氏八極拳を名乗るのかハッキリしない。本文中にラタン八極拳、霍氏八極拳、李氏八極拳等の名称が出てくるが、その区別がつかない。(著者である霍文学氏自身が明確に区別できていない。)これはオリジナルである呉氏開門八極拳と比べる以前の問題である。
例1)
霍氏八極拳の特徴に、『達磨老祖易筋経』『易髄経』『易骨経』という気功があるらしい。
呉鐘からラタンの八極拳の先人達へ伝わり、李書文から霍殿閣に伝わっているとのことだ。
そして現在、完全な形で伝えているのは著者の霍文学氏だけ?らしい。
長春八極門に伝わっているのは不完全であるという。
1. ラタン→李書文→霍殿閣で伝わっているならば取立てて霍氏八極拳の特徴では有得ない。霍殿閣の代で作られたのなら特徴となるかも知れませんが、伝承を詐称していることになる。伝承が正しいのなら、なぜ霍殿閣以外に伝わらなかったとわかるのか?ラタンから他の人に伝えられている可能性はないのでしょうか?
2. 同じ霍殿閣の系列である、長春八極拳と霍氏八極拳は異なるのか?霍氏八極拳が成立するならば長春八極拳は霍氏八極拳であり、長春八極門と区別するのはおかしいことになる。
例2)
八極応手拳という霍殿閣が編纂した套路が伝わっている霍殿閣の系統だけに伝わる套路がある。といいながら、第3章「ラタン八極拳の特徴」のなかで応手拳を紹介している
著者に区別できないモノを読者に区別してもらうことは出来ない。
やはりラタン村に伝わった。ラタン系八極拳、霍殿閣が中心となり伝えた長春系八極拳が現在のところ妥当な分類だと考えられる。
(著者は本来、長春系八極拳の第一人者であってもおかしくない立場の人だと思えるのですが、自らをラタン八極拳といったりしている。ラタン系と長春系にそれほどの差は無いということだろうか?)
最後に
以前、強瑞清という名手の系統として強氏八極拳という名称で雑誌に紹介された八極拳があった。雑誌では持ち上げられていましたが、強瑞清の子息は声明を出して強氏八極拳を名乗った者を非難しているといいます。中国ではこんな分類はしない、父親の意志ではないし、呉家に失礼であるというのがその理由である。
中国の~氏八極拳を名乗る人々は先師への恩義、礼儀についてどう考えているのでしょうか?「武術のすべてを教えたら、弟子が師匠を打ち倒して取って代わる危険がある為にすべてを教えない。」先人の危惧していた事が現代に起こっているということでしょうか・・・
一部ベースボールマガジン社「続呉氏開門八極拳」より引用
先日、書店で見つけて購入したので感想を書こうと思います。
内容はラタン村に伝わった八極拳の紹介という内容でした。ただ、伝承や門派について疑問点やら不誠実な点がごろごろとあったのでいくつか書いておきます。
まず、『~氏』についてから・・・
霍氏八極拳で調べたところ出るわ出るわ・・・中国のサイトでは霍氏どころか金氏、張氏、その他諸々多いです。まさに一人一流派!
日本では考えられません。そんなことが通れば極端な話、1回習っても流派を立ち上げられてしまいます。もともと、「武術のすべてを教えたら、弟子が師匠を打ち倒して取って代わる危険がある為にすべてを教えない。」といった御国柄ですから、仕方ないといえば、仕方ないことかもしれませんが・・・、日本人的な感覚からすると不誠実というように思います。少なくても~氏八極拳を名乗るなら呉氏開門八極拳との違いをハッキリさせる必要があるのではないでしょうか?
八極拳は孟村呉家の一族を中心に保守的に伝わってきた武術です。
呉氏から套路と断片的な理論の一部が他の地域に伝わり、その地域から広がったと見るべきでしょう。肝心の技術や理論が伝わらなかったため、それを各自が補い工夫していった結果として現在に至るわけです。強くなる為に工夫する。当然の姿勢だと思いますが、~氏八極拳には~の套路がある。~の気功法がある。その程度では一派としての特徴になり得ないのはないでしょうか?そんなモノは個人の工夫の範疇です。~伝八極拳なら納得も出来ますが~氏となると納得できる内容にありません。
仮に~氏八極拳を名乗るのであれば、呉氏の理論とは異なる独自の理論と技術体系を展開できない限り説得力がありません。
霍氏八極拳について
まず、何をもって霍氏八極拳を名乗るのかハッキリしない。本文中にラタン八極拳、霍氏八極拳、李氏八極拳等の名称が出てくるが、その区別がつかない。(著者である霍文学氏自身が明確に区別できていない。)これはオリジナルである呉氏開門八極拳と比べる以前の問題である。
例1)
霍氏八極拳の特徴に、『達磨老祖易筋経』『易髄経』『易骨経』という気功があるらしい。
呉鐘からラタンの八極拳の先人達へ伝わり、李書文から霍殿閣に伝わっているとのことだ。
そして現在、完全な形で伝えているのは著者の霍文学氏だけ?らしい。
長春八極門に伝わっているのは不完全であるという。
1. ラタン→李書文→霍殿閣で伝わっているならば取立てて霍氏八極拳の特徴では有得ない。霍殿閣の代で作られたのなら特徴となるかも知れませんが、伝承を詐称していることになる。伝承が正しいのなら、なぜ霍殿閣以外に伝わらなかったとわかるのか?ラタンから他の人に伝えられている可能性はないのでしょうか?
2. 同じ霍殿閣の系列である、長春八極拳と霍氏八極拳は異なるのか?霍氏八極拳が成立するならば長春八極拳は霍氏八極拳であり、長春八極門と区別するのはおかしいことになる。
例2)
八極応手拳という霍殿閣が編纂した套路が伝わっている霍殿閣の系統だけに伝わる套路がある。といいながら、第3章「ラタン八極拳の特徴」のなかで応手拳を紹介している
著者に区別できないモノを読者に区別してもらうことは出来ない。
やはりラタン村に伝わった。ラタン系八極拳、霍殿閣が中心となり伝えた長春系八極拳が現在のところ妥当な分類だと考えられる。
(著者は本来、長春系八極拳の第一人者であってもおかしくない立場の人だと思えるのですが、自らをラタン八極拳といったりしている。ラタン系と長春系にそれほどの差は無いということだろうか?)
最後に
以前、強瑞清という名手の系統として強氏八極拳という名称で雑誌に紹介された八極拳があった。雑誌では持ち上げられていましたが、強瑞清の子息は声明を出して強氏八極拳を名乗った者を非難しているといいます。中国ではこんな分類はしない、父親の意志ではないし、呉家に失礼であるというのがその理由である。
中国の~氏八極拳を名乗る人々は先師への恩義、礼儀についてどう考えているのでしょうか?「武術のすべてを教えたら、弟子が師匠を打ち倒して取って代わる危険がある為にすべてを教えない。」先人の危惧していた事が現代に起こっているということでしょうか・・・
一部ベースボールマガジン社「続呉氏開門八極拳」より引用
練習日記 ― 2006/09/24 20:32
今日は大阪城公園で練習しました。
基本功を練習した後、補助練習を一時間程かけて、足の指先から足首と胯に負荷をかける鍛練等を数種類しました。新しい試みですがどれくらいで効果がでてくるのやら・・・。
散手練習は胴打ちを中心に、最後に限定なし、ライトコンタクトで行ないました。防具は危険防止の為に必要ですが、防具に頼った戦法は止めた方が良いです。防具があっても倒せる攻撃力と防具に頼らない防御力の両立を目指しましょう。
練習日記 ― 2006/09/25 23:12
今日は文化サロンで練習しました。基本功からはじめ、単式(上歩半、拳、向錘)相対練習(向錘、胯)を練習しました。今週は前回できなかった補助練習を時間をかけて行ないました。最後に小架を練習して終了しました。
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